vol.1-4の続き
はじめに
ありがたいチュートリアルがあるので先に見ましょう。
シェーダーの掘り下げ等は上記チュートリアルにあるので記載しません。
USDの運用も書いてないです。
LOP
記載のやり方が正しいわけではないので注意
Mesh
SOP ImportでSOP階層のNullからMeshを読み込みます。
Load as Referenceのチェック入れてもいいかなと思ったんですがバッチレンダーしないのでオフ。
それぞれMaterial Libraryノードでマテリアルをアサインします。
WhaleとBoatを同様に設定してMergeして終了
Ocean Far
Mesh同様にSOP Importで読み込み、Material Libraryでマテリアルをアサインします。
左は表面のみのメッシュで、Ocean Surfaceマテリアルをアサイン。
右はExtrude Volumeした厚みのあるメッシュで、Ocean Volumeをアサイン。
右はレンダリングでのPrimary Visibilityを切りたいので、Render Geometry SettingsでRender Visibilityを-primaryに設定。
Uniform Volumeの箇所も設定します。
Ocean Near(Flip, White Water)
左と中央は先程のOcean Farと同じ設定、同じマテリアルのアサインです。読み込んでいるメッシュが違うだけ。
右はWhite Waterで、SOP ImportだとDensityしか読み込まれなかったため(Gradientが読み込まれない)、Volumeノードでキャッシュを直接指定して読み込んでいます。
この部分は上記Rebelwayのチュートリアルになかったので合ってるかは不安ですが結果は多分出ています。
Scene Graph Treeで確認するとDensityとGradientどちらもある。
SOP ImportだとDensityしかない
White WaterはBasic White Waterマテリアルをアサインします。
Gradientが出ないとどうなるかというと、
Light, Camera
上記レンダリングするものすべてをMergeした後にLightとCameraもMergeします。
Dome LightにHDRIを貼り
カメラはScene Import Cameraでobj階層のカメラを読み込んでいます。
共通レンダー設定
ここでDisplacementの精度とMotion Blurの設定を事前にしておきます。
レンダリング用のKarmaノードが増えた場合の設定ミスを防ぐためです。
AOVs
AOVsも同様にほぼ必要なものを事前定義します。
これでこれ以下の下流は必ず同じ設定でAOVsもレンダリングされます。
Layer -Ocean Far
Isolateノードを使用し、Ocean Farのレンダーレイヤーに必要なものだけを指定します。
後はフレームレンジやSamplingを設定したKarmaノードを作成してこのレンダーレイヤーは終わりです。
Layer -Ocean Near
Ocean Farで作ったIsolateノードをReference Copyし、Prune UnselectedだけをBreakしてオフにします。
これでOcean Far以外のすべてが取り出されます。
追加のMask AOVsを指定し、
ちなみに今までどおりシェーダー内でBindすればAOVとして使えます。
WhaleもBoatも一緒にFLIPとレンダーするため、CryptomatteのAOVsもだします。
最後に、Render Geometry SettingsでWhite waterを指定してPrimary Visibilityを切ります。
これで反射屈折には影響するがレンダリングはされないWhite Waterになります。
レンダー設定して終わり
Layer -White Water
このレイヤーはVolumeでAOVsがほとんど出ないので、途中から分岐します。
IsolateはOcean NearをReference Copyします。
Render Geometry Settingsを以下のように設定して、White Water以外をMatteにします。
Rendering
TOPでのレンダリング時は、ROP Fetchで画像の部分を指定します。
Composite
コンプはNukeでやっています。大事そうな部分だけざっくり説明
Near / Farの境界
Ocean Far / Nearのオーバーラップ部分を広めにとったため、2つを重ねたら境界線はほぼ見えません。
もし見える場合はMaskのAOVを出したりして調整しましょう。
White Water
実はそのままWhite Waterを乗せるとかなりFLIPとの馴染みが悪く、
Maskで色替えすることで馴染みを良くしています。
これはCurvatureベースで作成したedgeのAOVで
これで色を白っぽくしてWhite Waterとの馴染みを調整しています。
ただこのAOVがかなりパカ付きやすいのでなかなか難しいです。