Solaris - Karma Render Vars (AOVs)

さんざんどこかで記事や動画になっていたりしそうだが自分のために整理してメモ。

はじめに

KarmaノードやKarma Render PropertiesにもAOVsを設定する箇所があるが、複数アウトプットでの共通化や非使用等がしづらくなるためKarma Standard Render Vars等を使用して別途設定するのがおすすめ。

アトリビュートをAOVsにするのがかなり簡単になっているので、SOP上調整は済ましてしまってからAdditional Render Varsを使うのが楽。

Karma Standard Render Vars

Component Level Output

基本的なBack to BeautyするためのAOVsがはいっている。

Split Per LPE Tagにチェックを入れることでLightごとのAOVsが書き出せる。

※もちろんLightごとにTagを設定しないと出ない。

Ray Level Output

ここはWorld PositionやWorld Normal、DepthといったAOVsを設定する。

Raw

Albedo、いわゆる陰影なしの色情報のみ。

Additional Render Vars

自作したAOVsを設定できるノード。もちろん既存のものも可能。

restとnoiseをAOVsで書き出したいとして、

Scene Graph DetailsでちゃんとUSDとして書き出せていることを確認。

アトリビュートを直接AOVsにする場合

Name：AOVsの名前
Format：アトリビュートの型(restがvectorなのでcolor3f)
Source Name：アトリビュート名
Source Type：Primvar

Pref（rest）

マテリアル内でリマップしたりしてAOVsにする場合

手間がかかるのでSOPでリマップしたほうが良いです。

マテリアル内でRemapした想定

Name：AOVsの名前
Format：アトリビュートの型
Source Name：Bind Exportのアトリビュート名
Source Type：Raw

Remapped noise

Edit Render Vars

後処理で既存のRender Varsの設定を書き換えることができる。

主な用途は名前の調整や型の変更か？

Primitivesに変更したいRender Varsの名前を入れる。

その後変更したい項目を編集。

Background Plane

実写の下絵等を読み込ませて、反射や屈折に影響させるための設定をすることができるノード。

画像のようにKarma（Render Properties）の第一、第二どちらにも接続し、

Import Render Vars From Secound Inputにチェックを入れることで追加のAOVsを出すことができる。

影のみAOVs

Primitivesに影を受ける側のPrimを指定してAOVsを出すと

指定したPrimが受ける影のみのAOVsを出すことができる。

Render Geometry SettingsでPrimary Visibilituyを切れば他のレンダラーでもよく見る影だけのレイヤーも作れる。

反射のみAOVs

影のみの設定+以下の設定で受ける側に落ちる反射のみのAOVsもだすことができる。

※見えづらかったのでExposureを上げています。