すあまの備忘録

誰得内容の自分のための非営利目的備忘録ブログ(筆者がわかっても内緒にしてください)

天気の子をCGで作ってみた vol.1

画面下や奥の方を埋め尽くしている雲のHoudiniでの作り方

ノイズパラメーター違いや、配置、色を変更してあらゆる部分で使用。

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この手法の使用箇所

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調整次第でこういう形状も可

基本構成

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BOXをVDBにする

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VDB ActivateでBBOXを広げる

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この後VolumeVOPでノイズをかける際にPをずらすため、事前にVDB ActivateのExpandでBBOXを広げる。

VolumeVOPでノイズをかける(1回目)

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PからTubulent Noiseを生成し、さらにそのノイズにAA-Flow Noiseをかける。

その結果をDensityにMultiplyする。

そのままだと-1などが発生し、レンダリングに影響するため、ClampやFit Rangeでマイナス値がでないようにする。

VolumeVOPでノイズをかける(2回目)

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2回めのVolumeVOPはノイズを追加するというよりは、Densityの参照位置をずらすという感じ。

Tubulent NoiseとAA-Flow Noiseで移動したVoxelの位置から、VolumeSampleでDensityをサンプルし直す。

微妙なディテールが増える。

VolumeMixで全体の濃さを調整

VolumeMixのSource Pre-Mult等でDensity全体の濃さを調整する。

シェーダー

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Material PaletteのCloudを使用する。

擬似的に影の濃さを調整できる、Shadow Density Multiplyはレンダリング結果を見て調整する。

ただこちらで調整するよりはDensity自体の濃度を調整するほうが当然結果は良い。